フルートを吹くのに音楽理論が必要でしょうか?
ぶっちゃけ必須ではありません。
楽譜を自分の思うように吹いて楽しければ、少なくともアマチュアはそれでいいと思います。
しかし、音楽理論をほんの少しだけ学んでおくと
演奏に説得力が出てきます。アドリブもできるようになります。
ここにあるくらいは流し読みしておいて損はないと思います。
音楽理論
フル屋です。
楽典や音楽理論について学ぶことって必要ですかね。
そんな眠たいことよりフルートを吹こうよ、という気持ちとても分かります。
音楽高校、音楽大学に行った(または行くつもりの)人たちは強制的に勉強するのでいいんですが、
アマチュアで音楽理論を勉強するモチベーションはなかなか湧いてきません。
フル屋の家には何冊か音楽の本がありますが、
買っただけでぱらぱらめくって本棚の肥やしになってました。
その中でも知っておいた方がよいと思う知識を書いていきます。
こういう知識はいつ必要なんでしょうか。
- 楽譜を読むために必要
- 会話するときに必要
- アドリブをするために必要
楽譜を読む
楽譜にはいろいろな記号があります。
音符も記号です。
楽譜に書いてある記号を解釈し読むための知識を取得する必要があります。
会話する
音とか和音とかに名前がついていたりします。
「xx小節目のFisは….」と言われて
「Fisって何?」と言われると会話ができません。
吹奏楽やオケに入るならどうしても知っておくべき知識というのがあります。
アドリブ
かっこいいアドリブを演奏するのであれば和音進行などの音楽理論の知識は必須です。
そして、アドリブをある程度できるほどの和音進行の知識があれば
アドリブでない曲の理解も深まっていきます。
以下のYouTubeは浜崎航さんのプロフェッショナルな演奏です。
楽典的なこと
楽典的なこと、とりあえず話をするために必要と割り切って覚えましょう。
和音の話をするときにどうしても必要な言葉たちになります。
音名
音をどう呼ぶか。日本では、イタリア語、ドイツ語、英語の呼び方を混ぜて使います。
とりあえず、ドがCと覚えて数える、でもいいと思います。
音程(度)
音程はピッチという意味ではなく、音の差を表すときに使います。
現代の数学教育を受けてきた人は、
同じ音は0度という言う方が合理的と考えるでしょうが
歴史的に、「同じ音は1度」です。
他にも名前の付け方が、科学技術に比べて恣意的なのは否めませんが覚えましょう。
>>> 【音程(度数)について】フルートを吹くための知識 完全、長短、増減、ややこしい
メジャースケール
メジャースケールとはドレミファソラシドのように並んでいる音の並びです。
タファゴベ4番でしつこく練習するやつです。
マイナースケール
タファゴベ4番で練習するもう一方のマイナースケールです。
マイナースケールは3種類あります。
>>> 【マイナースケール】3種類の短音階(自然、和声、旋律)と練習方法
様々なスケール
スケールに名前がついています。コードだけでなくスケールにも名前がついています。
ペンタトニックスケールだけ覚えておけばよいような気もしますが。
>>> 【いろいろなスケール】ダイアトニックスケールとペンタトニックスケール
音楽理論的なこと
和音についての話です。「G7でCだから….」と言うような発言をカッコいいと思いませんか?
3和音とコードネーム
まずはここから。3和音が基本です。
>>>>【3和音とそのコードネーム】フルートを吹くための知識
ダイアトニックコードとカデンツ
3和音をどう使うか。キーによって主に使うコードが決まっています。
ダイアトニックコードこそがそのキーの主役たちです。
【ダイアトニックコードとカデンツ】コード進行の理解 初めの一歩
4和音(セブンス)とそのコードネーム
4和音(セブンス)もよく出てきます。
現代のジャズ、ポップスでは不協和という意味ではなく普通に出てきます。
【4和音(セブンス)とそのコードネーム】フルートを吹くための知識
ドミナントモーションとセカンダリードミナント
V→Iをドミナントモーションと言います。
これにかこつけて、ある和音をIと見たときのVをセカンダリードミナントと言います。
プチ転調の雰囲気が出ます。
コードの覚え方、練習方法
コード名の理論を理解したらまずは覚えないといけません。曲の中で分かる、使えるとなるには、それなりの修練がいります。
>>> 【フルート吹きのための和音(コード)の覚え方】3つの方法
歴史のようなこと
フルートの歴史
フルートについての歴史の簡単なまとめです。
少なくともベームがフルートを作った、くらいは知っておきましょう。
>>> 【フルートの歴史】知っておくべき最初の知識 ベーム、フランス、そして世界へ
フルート吹きにとっての音楽の歴史
歴史は人の営みの記録ですから学べば学ぶだけ大量の知識が手に入ります。
少なくともここに書いてあるくらいは知っておきましょう。
おまけ
ちょっとした小言です。
まとめ
音楽理論について、まとめてみました。
皆様のフルート演奏に深みが出ると確信しています。
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