4和音(7の和音、セブンス)について説明します。
コードネームについても説明しましょう。
4和音(セブンス)
フル屋です。
2和音、3和音と説明してきました。
次は4和音です。
3和音に7度の音を加える
4和音は、3和音に7度の音を加えた和音を4和音といいます。
7度を強調して7の和音、セブンスと呼ばれます。
3和音も5の和音という言い方がありますが、通常3和音といい、
4和音の方は通常セブンスといいます。注意しましょう。
3和音は長3和音、短3和音、減3和音、増3和音と4通りあり、
7度は、長、短、増、減の4種類なので4和音は16種類ありそうですが、
この中でも使うものは以下です。
- 属7の和音
- 長7の和音
- 短7の和音
- 短3長7の和音
- 減7の和音
- 導7の和音
中でも属7、長7、短7、短3長7をよく使います。
定義
- 長3和音+短7度の4和音を属7の和音(セブンス、ドミナントセブンス)といいます
- 長3和音+長7度の4和音を長7の和音(メジャーセブンス)といいます
- 短3和音+短7度の4和音を短7の和音(マイナーセブンス)といいます
- 短3和音+長7度の4和音を短3長7の和音(マイナーメジャーセブンス)といいます
- 減3和音+減7度の4和音を減7の和音(ディミニッシュセブンス)といいます
- 減3和音+短7度の4和音を導7の和音(ハーフディミニッシュ)といいます
音程(度)も3和音も名前の付け方に一貫性がなかったですが
4和音においても、安定の恣意的な名前の付け方です。
属7の和音を最もよく使うため、単にセブンスというと属7の和音を指します。
コードネーム
4和音のコードネームは、3和音の記号を元に作ります。
- 長7度を加えるときはM7をつけます
- 短7度を加えるときは7をつけます
3和音の場合は長のときを省略し短のときはmをつけましたが、
7度の記号は長のときM7で短のときは単に7とつけます。
省略するのが3和音のときは長で、7度は短ということですのでご注意。
導7の和音はこのルールでは書けないですが、
Cm7(b5) (Cm7の第5音を半音下げる)などと、よく考えないと分からないような書き方がされます。
タファゴベで練習
タファゴベの12番, 13番が7和音の練習です。
属7→短7→導7→減7(B7→Bm7→Bm7(b5)→Bdim7)で下がっていきます。
14番が属7の和音、16が減7の和音の練習です。
リンク
まとめ
4和音を説明しました。
- 属7の和音
- 長7の和音
- 短7の和音
- 短3長7の和音
- 減7の和音
- 導7の和音
コメント