フルートから見た音楽の歴史を説明します。ついでにいろいろな曲を紹介していきます。
とりあえず、深い歴史というよりは、さらっとなめる感じで知識の導入を説明します。
音楽の歴史
音楽をやるのに音楽の歴史の知識は必要でしょうか?
多くの音楽家は必要だといいます。曲を吹くために、その作曲家の一生、その作曲家の他の曲、曲が作られたときの時代背景、その時代の曲、などを知ることは、有用です。
知識は少なくとも邪魔にはなりません。試験があるわけではありませんので、読んで「へぇー」と言って、すぐに忘れてもいいと思います。
とりあえず、さらっと学んでみましょう。
本当にさらっと学ぶ方は以下をどうぞ。
クラシック音楽は、バロック、古典派、ロマン派、近代フランス、と覚えましょう。細かい分類はもっとありますが、この4つだけ知っておきましょう。
バロック
バッハ
バロックと言えばバッハでありバッハと言えばバロックです。バッハを語らずにバロックを語ることはできません。
フルートソナタは多数あり、さらにバイオリンソナタ、チェロソナタなどを吹くこともできます。
バッハ以外のバロック
バロック音楽は多くの名曲があります。
バッハの陰に隠れていますが、とても心地よい曲が多数存在します。
古典派
モーツァルトのフルート曲
モーツァルトのフルート曲は、名曲揃いです。
>>> 【フルートで吹くモーツァルト】コンチェルト、フルートハープ、フルート四重奏
ベートーベンの交響曲
ベートーベンはフルート曲がほぼないんですが、交響曲のフルートソロは素晴らしいです。
クーラウ
クーラウのフルート曲は素晴らしいです。
ロマン派
ロマン派の曲たちです。フルートソナタなどは少ないですが、クラシック音楽全盛期ですから見逃すことはできません。
>>> フルートで吹くロマン派の曲
テオバルト・ベーム
ロマン派後期、ついにベームによって現代フルートが誕生します。フルートにとっては革命的な出来事です。
近代フランス
バロック時代、星のように散りばめられた名曲がありました。
古典派、ロマン派の時代はフルート曲の数がめっきり少なくなります。
しかし、20世紀フランスで再び、フルートの名曲が多く生み出されるようになりました。
タファネル、ゴーベール、モイーズ
近代フランスのフルート音楽は、タファネルが創始し、ゴーベールが育て、モイーズで結実します。
モイーズに至ってフランス楽派(French school)と呼ばれるようになりました。
多くのフルーティストと多くの曲が生まれました。
>>> 近代フランスのフルート全盛を創始 ポール・タファネル
>>> 近代フランスフルートの立役者 フィリップ・ゴーベール
>>> 近代フランスフルートの集大成 20世紀最大のフルーティスト モイーズ
プーランクのソナタ
現代フルート曲の中で最高傑作と言われることもあるプーランクのソナタです。
イベールのコンチェルト
ラスボス登場、イベールのフルート協奏曲です。こちらも最高傑作のひとつに挙げられます。
パリ音楽院の卒業課題曲
パリ音楽院の卒業試験の曲は名曲揃いです。ルイ・モイーズが選曲したフレンチコンポーザという曲集はフルート吹きにとって必須のレパートリです。
>>> パリ音楽院フルートコンクールの曲からフレンチコンポーザ
まとめ
フルートから見た音楽の歴史を説明しました。
ちょっと違う視点の以下の記事もどうぞ。
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