フルート吹きにはそこそこ知られているクーラウですが、音楽史的にはあまり有名ではありません。
3重奏などとても楽しいので、友人たちとアンサンブルを楽しむのであれば、ぜひ知っておいてください。
クーラウ
クーラウ(1786-1832)はドイツに生まれた作曲家です。
ベートーベン(1770-1827)と同じ時代を生き、クーラウ自身がベートーベンを尊敬していたこともあり、フルートのベートーベンと呼ばれることもあります。
フルート曲も多数ですが、オペラや歌曲も多数作曲しています。
時折単調な作りになっているのは、歌を歌っていると思えば、また違った感想が湧いてくるかもしれません。
ピアノのためのソナチネ
クーラウは、ピアノ弾きにとっては「ソナチネの人」です。多分。
Wikipediaのソナチネアルバムの説明によると、古典派の作品を中心に中級程度のものを集めたとあります。ピアノをやっている人は弾いたことがある人が多いかと思います。
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フルート曲
クーラウはフルート作品を多数作曲しています。
グランドトリオの中でもOp.13-2が特に有名です。
通称「タラッタラー」です。少なくとも私の周りでは「タラッタラーをやろう」と言うと、クーラウOp.13-2をやることになります。
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一部の方々は「コマッタナー」と言うそうです。
他にもフルーティストにとっては楽しい曲が多数ありますが、Op.119を挙げておきます。
クーラウはオペラ、歌曲を書いて成功しているはずなんですが、YouTubeでは動画がありませんでした。Op.119は歌うように吹くことを意識するとよいかもしれません。
神田勇哉さんが精力的にクーラウの動画を挙げられています。
まとめ
クーラウについて説明しました。
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