ジャズの歴史 初心者でも簡単で分かりやすい

jazzを知る

ジャズの歴史をさらっと説明します。

ジャズの中心はトランペット、サックスなので歴史の説明ではフルートはあまり出てきません。

ジャズでは楽器を替えてやるのは全く躊躇ないのでトランペット、サックスの曲をフルートで吹きましょう。

ジャズの歴史

ジャズは20世紀初めころに生まれ、スイングジャズの後、ビバップから始まるモダンジャズに突入します。クラシックと違い僅か一世紀の間に様々なジャンルが勃興しました。

クラシック奏者がいろいろな時代の音楽を吹けるのと同様、ジャズ奏者もいろいろなジャズを吹けることが多いです。(もちろん、スイングジャズしかやらない人やフリージャズしかやらない人もいます)

ジャズはトランペット、サックスが主でフルート奏者は少数です。したがって、ジャズの歴史の説明ではフルートはあまり出てきません。残念です。

ジャズは短い間に発展したので同時期に複数ジャンルが存在しています。人によって分類方法も異なりますが、一応以下のような感じに説明します。

以下の本を参考にしました。

草創期からスイングジャズ

ジャズは20世紀初めに生まれたと伝わります。黒人が吹奏楽バンドを真似て、吹奏楽バンドをやり始めました。

1920年代には、スイングジャズとして知られます。ビッグバンドジャズとも呼ばれます。吹奏楽で演奏されるジャズはこの時代のジャズがほとんどですので、日本の吹奏楽人には馴染みの曲が多数です。

>>> ジャズ草創期からスイングジャズへ 初心者でも簡単で分かりやすいジャズの歴史

ビバップ

スイングジャズでは即興のソロは限定的でしたが、即興ソロそのものが曲になるような演奏が出てきました。

1940年代のビバップです。チャーリーパーカーが代表です。目まぐるしく変わるコードと幾何学的に組み立てられるインプロ(即興)、全世界が痺れたんですよ。

>>> チャーリー・パーカーによるビバップという革命 モダンジャズの始まり

クールジャズ、ウェストコーストジャズ

1950年代のチャーリーパーカー亡きあと、ビバップは大きく二つの流れに分かれます。

緻密で幾何学的な音楽をもっと追及しようとする流れがクールジャズまたはウェストコーストジャズと呼ばれます。

>>> クールジャズ、ウェストコーストジャズとは? ビバップを克服する試み

ハードバップ、ファンキージャズ

ビバップから生じたもう一つの流れは、メロディーを取り戻そうという流れです。

1950年代後半からのハードバップと呼ばれます。ハードという名前から「ビバップより分かりにくい」と誤解している人もいますが、そうではなくよりメロディアスなジャズです。

ジャズファンには、クールジャズよりハードバップの方がモダンジャズの本流と認識されていると思います。1960年代からはファンキージャズとも呼ばれますがほぼ同じです。

>>> ハードバップ モダンジャズの本流 より音楽的なビバップ 初心者でも簡単で分かりやすいジャズの歴史 

モードジャズ、フリージャズ

ハードバップにも飽きたんでしょうか、コード進行がとてもゆっくり(極端に一個とか)で旋法(モード)を重視するジャズが1960年頃生まれました。これをモードジャズといいます。

モードジャズと同時期に発展したもう一つの流れフリージャズがあります。

>>> ハードバップ後の2つの試み モードジャズとフリージャズ 初心者でも簡単で分かりやすいジャズの歴史

フュージョン、スムーズジャズ

ロックとの融合、電気音楽との融合、クラシック音楽との融合、これをフュージョンと言います。1970年頃からフュージョン、1980年代にはスムーズジャズと呼ばれるようになりました。

>>> フュージョン ジャズと他音楽との融合 モダンジャズの終着

まとめ

ジャズの歴史を説明しました。

もっと知りたい方は以下の本が参考になります。

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