フルートの特殊奏法
フルートの特殊奏法というと何だか難しそうな吹き方、と思ってしまうかもしれません。
練習すると割とすぐにできることが分かります。
本ページでは、特殊奏法である重音、声を出しながら演奏(ボイパ)、テルミン奏法などができるようになる下記の本を紹介します。
特殊奏法って何?
特殊奏法または現代奏法は、フルートを最初に習ったとき、先生が教えてくれなかった奏法のことです。古くは、ビブラート、フラッターも特殊奏法とされていました。
誰かが「こんなことできるんだよ!すごいでしょ!」とやり始めたのが広まった感じだと思います。広まる前はゲテモノ扱いしていると思いますが、一般的な奏法として広まる可能性もあります。意外に簡単なものもありますので、やってみませんか?
ビブラート、フラッターについては以下をどうぞ。
フルートデュオ ア・ラ・カルト
本ページで紹介するのが「フルートデュオ ア・ラ・カルト」です。
書名はどれ?
この楽譜、表紙を見てどれが書名かよく分かりません。
「フルートデュオ ア・ラ・カルト」なのか「多久潤一朗のフルートデュオ ア・ラ・カルト」なのか、あるいは「先生と生徒 友だちどうし 2人でつくる!」もどこかに入れて書名にするのかが分かりません。
このように惑わす手法も多久さんらしいな、と思ってしまいます。
著者 多久潤一朗
著者の多久潤一朗さんは、東京芸術大学卒業後はさまざまなところで精力的に活動されています。
次世代型フルートトリオ「マグナムトリオ」のリーダー、「題名のない音楽界」への出演、竹輪を吹く人、などで有名です。
作曲家としても著名で、その多くは自演されますが、フルート独奏曲「夢」は日本木管コンクールの課題曲になっています。
特殊管を自由自在に吹き、特殊奏法も何事もなかったかのように駆使します。その演奏には度肝を抜かれます。
フルート ア・ラ・カルト
「フルート ア・ラ・カルト」の内容紹介をします。
一見、易しいデュオ曲集です。前半はそうです。フルートを吹き始めたばかりの方は、先生か吹ける人と一緒に楽しくデュオができます。
途中から、特殊奏法が出てきます。割と初心者でも特殊奏法はできるものです。
重音、声を出しながら演奏(ボイパ)、テルミン奏法が丁寧に説明されます。
フルートデュオ ア・ラ・カルトのページから辿ってください。動画の説明が無料で公開されています。
重音は指が分かればなんとかなりますが、声を出しながらの演奏は誰かに説明してもらわないと習得は厳しいと思います。これを機会に練習してみてはどうでしょうか?
最後にその界隈では有名な「茶摘み」という上級者向けの曲が収録されています。面白いので演奏してみませんか?
まとめ
フルートデュオ ア・ラ・カルトを特殊奏法の入門として使ってみるととてもよいです。
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