※本記事はMuseScore3で解説しています。MuseScore4の記事はこちらです。
フルートアドリブのために楽譜を書く手順を説明します。
まずは手っ取り早く書いてみる、という解説記事になります。
もっと詳しく知りたい方は、以下のページに詳しく書いています。
>>> 【フルート奏者のための楽譜作成】MuseScore職人となるために
フルートアドリブの楽譜
フル屋です。
フルートアドリブ練習のための楽譜の書き方を説明します。
少なくとも以下は分かっている状態と仮定します。
- 小節数
- テンポ
- コード進行
/
まずはインストール
MuseScoreをダウンロードしてインストールしてください。
ボタンを押していくだけで考えるところはないと思います。
スタートセンター⇒新しいスコアのウィザード
初めてMuseScoreを開いたら、スタートセンターが出てきます。
※出てこない人は「F4」を押せば出てきます。
「新しいスコアの作成」を選んで下さい。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/03/f1716eec5ccaf24f3c63fc2b1ad19cc2.png)
新しいスコアのウィザードが出てきますので、適当に打ち込んでください。
何も入力しなくてもいいです。ここでは曲名に「アドリブの練習」と入れました。
「次へ」をクリックしましょう。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/03/7a57cbe7d8c8715be56bfd3b4260e4e8.png)
テンプレート選択の画面では「大譜表」を選んで下さい。
所謂ピアノの楽譜です。フルートの段は後で追加しますのでここはピアノで。
「次へ」をクリックします。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/03/8a9d165e3c5c91c0991c42ddee787d60.png)
調を選んで下さい。
分からないなら♭も#もつかないやつで。
「次へ」をクリックしてください。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/03/69f3507cad57b1dde5228d150a971a33.png)
拍子、小節数、テンポを決めてください。
小節数はアドリブの小節数+1にした方がよいです。
ここでは、拍子が4/4、小節数はアドリブ8小節なので1小節足して9小節、テンポは120としています。
「完了」をクリックしてください。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/03/475dc1964675ef37e19a36c42a65ab82.png)
準備
フルートを足す
まずはフルートの段を足します。
「編集」→「楽器」をクリック
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/03/3be26d7fc592de64fc45e50cf6c07599.png)
「木管楽器」「フルート」を選んで、「スコアに追加」とします。「OK」を押してください。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/03/75ef29df4dbe16572964fa06b22ff873.png)
小節番号をずらす
1小節目は、準備の小節なので、2小節目を1小節目にします。
吹奏楽などで途中を抜き出しているなら、曲中の小節数にします。
2小節目をクリックし小節のプロパティを選びます。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/03/867245a7b40a8384a20b7e269fc264c0.png)
小節番号の増減で、2小節目の小節番号を決定します。ここでは2小節目を1小節目とするので-1としました。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/03/1a6af2c96c50d9c33522db99f3bc5a32-1.png)
コード表記をジャズ風
お好みでコード表記の見た目をジャズ風にします。
「フォーマット」「スタイル」を選んで下さい。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/03/20945e31f5503453a5483db9fee68080.png)
「コード記号」で「スタイル」を「ジャズ」にしてください。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/03/b255bbd650efc7d5503bbc4320963045.png)
楽譜を書く
フルートをスラッシュで埋める
フルート譜の2小節目から最後までを選択して、
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/03/e7ee33347382e4c8491bd67fe972f237.png)
「ツール」「スラッシュで埋める」とします。
コード名を書いていく
スラッシュをつかんで「Ctl-k」と押してコード名を書いて下さい。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/03/952d931e183719df2e8a5657cfd8758e-1.png)
ここからは下は任意の操作です。アドリブ演奏に必須ではありませんが、やっておいて損はありません。
音符入力モード
MuseScoreには音符入力モードというのがあります。
音符を入力するときは「音符入力モード」に入って、それ以外では「通常モード」になってください。
「n」「Esc」でモードを切り替えます。
※「音符入力モード」の理解が、MuseScoreを使いこなしていく上で最も重要です。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/01/mode_ex.png)
ピアノ左手
「音符入力モード」にしてください。
ピアノ左手は基本的にルート音を入れます。DmであればDの音、G7であればGの音を入れていきます。
※分数コードとかであれば分母に書いてある音(onXのX)が左手です。
1小節目も適当に入れておきましょう。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/03/aae86a5ee657bee9973d818e6fae4b82-1.png)
ピアノ右手
ピアノ右手には和音の構成音を書きます。
ぱっと分かる人は書かなくていいです。
上達してくればわざと書かないという訓練もありですが、今は初心者想定です。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/03/9201026020b68a63b962f3ff5861ee42.png)
これで楽譜は完成です。
上部の再生ボタンを押せばそのまま伴奏が流れます。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/03/0a3c2b7ff8b2c02c8d52a68530d1db98.png)
アドリブの練習を始めましょう。
まとめ
フルートアドリブをやるためのMuseScoreの書き方をまとめました。
より簡単にアドリブの練習をできるようになりました。
もっと詳しくMuseScoreを知りたい方は以下をどうぞ。
>>> 【フルート奏者のための楽譜作成】MuseScore職人となるために
フルートのアドリブについては以下をどうぞ。
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