フルートでアドリブ演奏、やってみたいと思いませんか?
クラシックの曲を楽譜通りきっちり吹くのもとても楽しいですが、
楽譜がなくコードネームだけ分かっていて適当にアドリブを吹く。
訓練すれば誰でもできるようになると思います。
まずは最初の一歩です。
>>> 【かっこいいフルートアドリブ 入門】考え方入門 ジャズや吹奏楽
アドリブ演奏
フル屋です。
アドリブ演奏、かっこいいですよね。
コードネームくらいしか書いていないリード譜でどうやって演奏するの?
どうやって練習するの?
を説明していきましょう。
ルールは簡単、、か?
コードの進行表は与えられたと仮定します。
例えば以下のようなやつです。
吹けますか?
いや、いきなりは無理ですね。
適当に音を並べて言ってもそれっぽくはなりますけど
一応ルールを決めます。
Cと書かれている小節は、
Cつまりドミソのどれかが含まれていないといけません。
初心者は強拍にドミソのどれかを吹きましょう。
強拍以外は経過音としてCメジャースケールの音で埋めます。
つまり、強拍以外はCメジャースケールの音であれば何でもいいです。
大まかにルールはこれだけです。
簡単ですね。。。簡単ですか?
これが簡単にできるなら以下を読む必要はありません。
アドリブ生活を楽しんでください。
何をやらなければならないか
もう一回、以下の楽譜があったとしましょう。
※こういう楽譜さえないときもあるって聞くけど今は考えません
以下のように考えていきます。
- Cだからドミソ
- ドを選ぼう
- 次の小節がFだからファラド
- ラを選んでみよう
- ドとラを繋ぐから
- 、、、、、
と一瞬で判断します。それを連続してやるのがアドリブです。
いろいろ考えることが多すぎるのです。
ということで、以下のような訓練を考えました。
はじめてのアドリブ練習
以下の楽譜を考えます。
コード進行は、C、G7、C、G7の繰り返しです。
I, V, Iのカデンツの無限ループです。
コード名と和音自体もピアノ譜に書きました。
打楽器のリズムは単純なのをつけてます。
コードネームから音が何か、というのを考える必要はありません。
並びも繰り返しなので次のコードは何?というのも考える必要はありません。
さぁ、やってみましょう。
最初はロングトーンから
和音が書いてあるので、和音のどれかの音を選んで、音源に合わせてロングトーンをしてください。
最初のCからド、次のG7からファ、Cからソ、、、、、
のように音を選んでロングトーンしてみてください。
何度も何度もやって楽しみましょう。
まず、自分で音楽を作っていっているということに驚きがありませんか?
書いてある和音の一つを適当に選びながらロングトーンをしているとは言え、
この行為は作曲の一種です。なんだか偉くなった気がします。
いえ、少し偉くなっていると思いますよ。
ドミナントモーション
心がけたいことは
「ドミナントモーション」
を感じることです。
V、特にV7がなるとIをやろうとする気持ちが高まります。(と言われています)
この「V7の次はIだという気持ち」をドミナントモーションと言います。
「G7がなっているとき次はCだ」と思える人はいいですが、そうでない人もたくさんいますよね。
おそらくG7の後はCだと言うのは文化的な蓄積であって、
人間が本来持つ感覚とは言えないと思います。
最初のうちは、G7の後がCだと思いこむ意識が必要です。
響きを覚える
まず、CとかG7とかの響きを覚えるために、何度かロングトーンをしてみます。
響きを覚えるというのは感覚的に難しいですね。
一日に一分数回やってみるのを何日かやる、でもいいです。
適当に何度も流しながら響きを覚えて言ってください。
G7の次はCだと念じる
G7の響きが来たら次はCの響きが来ると
- 体験しましょう
- 念じましょう
- 言い聞かせましょう
- 自分を洗脳しましょう
- 思い込みましょう
ロングトーンができるようになったら、アルペッジョやスケールに挑戦です。
まとめ
最初のアドリブ練習は、151でロングトーンの練習をやりました。
ドミナントモーションという気持ちも覚えてください。
アドリブを楽しんでいきましょう。
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