フルートでアドリブ演奏、やってみたいと思いませんか?
クラシックの曲を楽譜通りきっちり吹くのもとても楽しいですが、
楽譜がなくコードネームだけ分かっていて適当にアドリブを吹く。
訓練すれば誰でもできるようになると思います。
まずは最初の一歩です。
>>> 【かっこいいフルートアドリブ 入門】考え方入門 ジャズや吹奏楽
アドリブ演奏
フル屋です。
アドリブ演奏、かっこいいですよね。
コードネームくらいしか書いていないリード譜でどうやって演奏するの?
どうやって練習するの?
を説明していきましょう。
ルールは簡単、、か?
コードの進行表は与えられたと仮定します。
例えば以下のようなやつです。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/02/adlib_example.png)
吹けますか?
いや、いきなりは無理ですね。
適当に音を並べて言ってもそれっぽくはなりますけど
一応ルールを決めます。
Cと書かれている小節は、
Cつまりドミソのどれかが含まれていないといけません。
初心者は強拍にドミソのどれかを吹きましょう。
強拍以外は経過音としてCメジャースケールの音で埋めます。
つまり、強拍以外はCメジャースケールの音であれば何でもいいです。
大まかにルールはこれだけです。
簡単ですね。。。簡単ですか?
これが簡単にできるなら以下を読む必要はありません。
アドリブ生活を楽しんでください。
何をやらなければならないか
もう一回、以下の楽譜があったとしましょう。
※こういう楽譜さえないときもあるって聞くけど今は考えません
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/02/adlib_example-1.png)
以下のように考えていきます。
- Cだからドミソ
- ドを選ぼう
- 次の小節がFだからファラド
- ラを選んでみよう
- ドとラを繋ぐから
- 、、、、、
と一瞬で判断します。それを連続してやるのがアドリブです。
いろいろ考えることが多すぎるのです。
ということで、以下のような訓練を考えました。
はじめてのアドリブ練習
以下の楽譜を考えます。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/02/adlib1.png)
コード進行は、C、G7、C、G7の繰り返しです。
I, V, Iのカデンツの無限ループです。
コード名と和音自体もピアノ譜に書きました。
打楽器のリズムは単純なのをつけてます。
コードネームから音が何か、というのを考える必要はありません。
並びも繰り返しなので次のコードは何?というのも考える必要はありません。
さぁ、やってみましょう。
最初はロングトーンから
和音が書いてあるので、和音のどれかの音を選んで、音源に合わせてロングトーンをしてください。
最初のCからド、次のG7からファ、Cからソ、、、、、
のように音を選んでロングトーンしてみてください。
![](https://flutesya.com/wp-content/uploads/2022/02/longtone151.png)
何度も何度もやって楽しみましょう。
まず、自分で音楽を作っていっているということに驚きがありませんか?
書いてある和音の一つを適当に選びながらロングトーンをしているとは言え、
この行為は作曲の一種です。なんだか偉くなった気がします。
いえ、少し偉くなっていると思いますよ。
ドミナントモーション
心がけたいことは
「ドミナントモーション」
を感じることです。
V、特にV7がなるとIをやろうとする気持ちが高まります。(と言われています)
この「V7の次はIだという気持ち」をドミナントモーションと言います。
「G7がなっているとき次はCだ」と思える人はいいですが、そうでない人もたくさんいますよね。
おそらくG7の後はCだと言うのは文化的な蓄積であって、
人間が本来持つ感覚とは言えないと思います。
最初のうちは、G7の後がCだと思いこむ意識が必要です。
響きを覚える
まず、CとかG7とかの響きを覚えるために、何度かロングトーンをしてみます。
響きを覚えるというのは感覚的に難しいですね。
一日に一分数回やってみるのを何日かやる、でもいいです。
適当に何度も流しながら響きを覚えて言ってください。
G7の次はCだと念じる
G7の響きが来たら次はCの響きが来ると
- 体験しましょう
- 念じましょう
- 言い聞かせましょう
- 自分を洗脳しましょう
- 思い込みましょう
ロングトーンができるようになったら、アルペッジョやスケールに挑戦です。
まとめ
最初のアドリブ練習は、151でロングトーンの練習をやりました。
ドミナントモーションという気持ちも覚えてください。
アドリブを楽しんでいきましょう。
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