歌の翼による幻想曲
素敵なメロディーと適度な変奏とソロ、ソロコンでも大人気曲です。
「歌の翼による幻想曲」の歴史と背景を説明します。
「歌の翼による幻想曲」は「名曲31選」の1曲です。フルートの小品集としてとても有名な一冊ですので持っておいた方がよいと思います。
メンデルスゾーン
メンデルスゾーンは19世紀ドイツロマン派の代表です。
1809年銀行家の大金持ちの子として生まれます。音楽だけでなく、数学、言語、絵画など一流の教育を受けたまさにセレブです。
モーツァルトの再来とさえ言われる神童で、10代から作曲家として大活躍しはじめます。
偉大な作曲家ですが、当時忘れられていたバッハを音楽界に復活させたり、ライプツィヒ音楽院を創立した人物としても知られます。
実は、クラシックを趣味としない人たちにも、多くの曲が知られています。メンデルスゾーンの名前は知らなくても、曲を聴けば分かります。
まずは「夏の夜の夢」より結婚行進曲です。この曲を知らない人はいませんね。
バイオリン協奏曲も聴いたことがあるはずです。
交響曲では3番「スコットランド」と4番「イタリア」が有名です。誰もが知るメロディーではないかもしれませんが、メンデルスゾーンを知るためには必聴です。
メンデルスゾーンは超セレブだったからか、内面の感情を吐露するような音楽ではなく、優雅で整った音楽を多く作りました。「春の歌」はピアノの名曲と言っていいでしょう。
シュテックメスト
シュテックメストは、、、、経歴不明です。
おそらくフルーティストだろう、くらいしか情報がありません。つまり何の情報もありません。
こんなに素敵な編曲をやったんですから、有名な人かと思うと違います。少なくともネット上では正確そうな情報がありません。
歌の翼に
「歌の翼に」はハイネの詩にメンデルスゾーンが曲をつけた歌曲です。なので、「歌」であることをはっきりと意識しましょう。
さて、この曲を幻想曲としたものがフルートで良く吹かれます。時間が短いのに、変奏もしっかりとあり、カデンツァも付いているので中高生のソロコンでよく演奏されます。
まとめ
「歌の翼による幻想曲」を紹介しました。
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