【フルート もっと大きい音を、と言われたとき】大きい音は出ません

フルートを吹く

「フルートもっと大きい音を出して」

「はい」(「これ以上大きい音は出ないんだけど…?」)

という経験はありませんか?

指揮者が「大きい音出せ」だって

フル屋です。

吹奏楽の合奏で

「フルートもっと大きい音を出して」

と言われた経験がありませんか?

「もうこれ以上の音量は出ないんだけど」

と思ったことがある人は多くいますね。

しかし、フルートの音量は他の楽器に比べるととても小さく大きい音は出ません。

どうすればいいのでしょうか?

フルートの音量は小さい

フルートの音量は他の楽器に比べるととても小さいです。

リードやマウスピースのように音を発する拠り所がないというのがいちばん大きいです。

サックス1本の音量にはプロのフルート吹きでも敵わないと思います。

フルートは音量の幅も小さい

フルートの音量の幅はとても小さいとされています。

クラリネットでもサックスでもいいので吹いてもらってください。

ピアニッシモとフォルティッシモの差が歴然とあります。

フルートでこの差を出すことは不可能です。

いったん合奏中のことを忘れて、フルートで強弱をどうつけるかを考えてみましょう。

フォルテ、ピアノは発想記号と思おう

フルートの音量は小さい、音量の幅も小さい

でも、楽譜にフォルテ、ピアノと書いてあるよ?

その通りです。

どうしましょう?

あまり大きい音を出そう、小さい音を出そうと思ってはいけません。

「音にならない雑音が入った汚い音」

「ピッチが不安定になったよくわからない音」

が出てしまうのを避けなければなりません。

フルートにとって、フォルテ、ピアノは強弱の記号というより

発想の記号と思いましょう。

ピアノは遠くに音を投げるような感じで緊張感を高めて。

物理的な言い方をすれば「歌口を少し外に回して息の量を減らしピッチが下がらないように」

どちらでも気に入る方で。

フォルテは割れるような音や叩きつけるような音はやめましょう。

どうせそんなに大きな音は出ません。

それよりも倍音を豊かにします。

リラックス度合いを高めてオペラ歌手が朗々と歌い上げるような息をすればよいでしょう。

合奏ではどうすればいいの?

指揮者や指導者が本当にサックスと同じ大きさの音を出せと言っているわけではありません。

※多分。本当にそう思っている可能性もなくはないですがそれは無理です

クリアな音、目立つ音を出せと言っていると思います。

なので、例えば音質をかえる。以下のようなことをやればいいんではないでしょうか。

  • ビブラートをばっちり利かせる
  • ちょっと高めに吹く
  • 朗々と歌う(音量は出ないけど)

まとめ

フルートは他の楽器に比べて大きい音は出ません。

>>> 【フルートを吹こう】楽しく吹くコツ、考えること

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