フルートを吹いて、体のどこかが痛くなりませんか?
余計なところに力が入っているとか
体の使い方を間違っている可能性があります。
フルートを吹くときに上手に体を使うために
アレキサンダーテクニックの本
音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと
を紹介します。
音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと
「体の力を抜いてください」
「はい」(どこにも力を入れている気はないんだけど)
フル屋です。
ときどき、体中に力が入れて音が全然出ていない人を見かけます。
力を抜けばいい音が出るのになぁ、と思っても
本人はどこにも力を入れている意識はないので難しいですね。
音楽家ならだれでもしっておきたい「からだ」のこと
を紹介します。
フル屋がこの本に出会ったのは2004年頃でした。
とても感動したので、アレキサンダーテクニックのレッスンを受けに行きました。
そして二十年近く経って、この本を見直してみるとあのときの感動が蘇ってきます。
体の構造を知ろう
人間は脳で考えて生きています。
意識的に、無意識的に、脳が体の動きのほとんどを規定します。
体の構造を誤解していると無理な方向に動かしたりするので
- 体に変な力が入ったり
- うまく動かせなかったり
- 体がいたくなったり
します。
この本は、
- 骨や筋肉はこうついていますよ。
- あなたの認識が間違っていたら直してください。
という示唆をどんどん与えて脳の理解を正しいものに矯正してくれます。
フルート吹きにこそ必要
フルートは横笛なのでとても非対称な体の形をせずにはいられません。
フルートを吹いている人にこそこういう本が必要です。
- どこかの指が痛くなったり
- 肩が痛くなったり
- 腰が痛くなったり
- 力抜けと先生に言われたり
- でも力なんか入れてないのに、と思ったり
- 全部力を抜いたらフルート落としちゃうよ
などを解決していくヒントを与えてくれます。
いくつか挙げてみます。
脊椎はまっすぐではない
普通にまっすぐに立つとき、脊椎はゆるやかなカーブを描いています。
姿勢を正す=脊椎をまっすぐにする、
と脳が認識していると
腰が痛くなったりします。
腰は存在しない
「腰」という部位は解剖学的には存在しません。
腰を固定してそこより上をねじる、などもっての他です。
曲がる関節がついているのは「腰」と思っているところよりかなり下ですよ。
息を吸うと背が縮む
息を吸うと肺がふくらみ、肋骨がたわみます。
このとき胴が短くなります。
息を吐くと肺が小さくなり、肋骨がまっすぐに近くなります。
このとき胴が長くなります。
当たり前ですか?逆に思っていませんか?
フル屋は、
息を吸うとき二の腕を上がり首が少し下にいくように想像すると
とても呼吸が楽になります。
ラジオ体操で息を吸うとき背伸びをしている人、逆ですよ。
まとめ
フルートを吹くとき、体の構造を知っておくと上手に体を使うことができる可能性が広がります。
以下の本を紹介しました。
本のまとめは以下です。
>>> 【フルートに関する本、雑誌】
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