ゴールウェイは20世紀後半を代表するフルーティストです。ベルリンフィルを1975年に辞した後はソロフルーティストとして大活躍し、多くの演奏会、録音を残しています(2023時点で存命で現役です)。
ジェームス・ゴールウェイ
ジェームス・ゴールウェイ(1939-)は、イギリスのベルファスト出身です。
Royal College of Music、Guildhall School of Musicを経てパリ音楽院でも少し学んだそうです。
パリ音楽院ではクリュネルに師事しランパルのレッスンも受けたようです。
フルーティストとして最初の15年ほどはオケのプレイヤーでした。ロンドンシンフォニー管弦楽団、王立管弦楽団を経てカラヤンのベルリンフィルで1969-1975の間主席フルートティスとを務めました。
その後、ソロのフルーティストになり、CDの累計売上が3000万枚を超えるほどの人気を博しています。
フルーティストとしての華々しい活躍によって騎士爵(ナイト)に徐爵されているため、英語では「Sir(サー)」を付けてSir GalwayとかSir James Galwayと呼ぶことが普通です。
金製フルートが珍しかったころから総金のフルートを好んで吹いていたため「ゴールドフルートを持つ男(”The Man with the Golden Flute”)」と呼ばれたこともあります。
ゴールウェイの演奏
コンサートにおけるゴールウェイの演奏は圧倒的です。
音を聴いただけで彼と分かるフルーティストの一人です。その澄んだ美しい音のファンは多数です。
レパートリーはバロックから現代クラシックまで多岐にわたり、それぞれの演奏がフルーティストにとってお手本となります。
また、ポップス曲を吹くことも多く、クラシックを普段聴かない層のファンも多いことで知られています。
もちろん、バッハなどもフルーティストのお手本です。私の印象では、他のフルーティストよりテンポが速いです。注意しましょう。
オンラインでも活躍
オンラインでも活躍しています。ジェームズゴールウェイのサイトでは初心者向けのクラス、マスタークラスがオンラインで開講されています。
いろいろな試みが行われているので覗いてみて下さい。
憧れるフルーティストの録音を聴くのが、良い音を出すための一番の方法だと言っているみたいです。
まとめ
ジェームズ・ゴールウェイを紹介しました。
ゴールウェイの澄んだ音にはいつも憧れます。
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