大きい大学には、部活やサークルとしてオーケストラが存在します。
今回は東京大学、早稲田大学、慶應義塾のオーケストラを紹介します。
東京大学
東京大学は日本でいちばん偏差値の高い大学です。偏差値が高いと管楽器や弦楽器の経験率が高くなるんでしょうか。2023/8時点で5つのオーケストラの存在を確認できます。
どの団体も、五月祭(本郷キャンパスの文化祭)、駒場祭(駒場キャンパスの文化祭)、定期演奏会を主な活動内容としています。
東京大学音楽部管弦楽団
1920年に創立された、サークルでない大学の部活としてのオケです。略称「東大オケ」です。東大生しか入れません。
練習日程は他のオケに比べると過密で、オケに入ると他サークルに入るのは困難かと思いますし、アルバイトも困難です。
実際、こちらの団体紹介ページを見ると、週3回合奏、週2回分奏(木管セクション)、不定期で個人分奏(先輩が後輩に個人指導)、です。少なくとも週5回以上の練習があります。練習回数が多いと言うことで、レベルも高いと思われます。
東大のオーケストラの中で最もレベルが高く、練習頻度も高く、メンバーは全て東大生のオケです。
詳しくはこちらです。
東京大学フィルハーモニー管弦楽団
1999年、いろいろな事情で東大オケに入れなかった人たちが集まって通称「東大フィル」が結成されました。
週1回の練習、東大生でなくてもよい、など東大オケに比べると緩い感じです。
「東大オケ」でない人はいくつかの団体を掛け持ちしている人が多いです。そうでもないと一大学で5つものオーケストラの運営などできないでしょう。
詳しくはこちらです。
東京大学フィロムジカ交響楽団
1982年に「フィロムジカ室内管弦楽団」として結成され、バロックを中心とした小編成の室内楽に近いことをやってきていましたが、2005年「フィロムジカ交響楽団」となりました。
出自からバロックっぽい曲を志向することがありますが、普通にロマン派の曲も演奏しています。
週1回の練習、東大生でなくてもよいです。
詳しくはこちらです。
東京大学フォイヤーヴェルク管弦楽団
1998年、東大フィルとは異なる文脈でオケが結成されました。
最初期は東大生の数が少なく、東大を冠するオケの中では最も東大色が薄いものでした。当初、フォイヤーヴェルク(花火)のように、一回だけの試みの積りだったようですが、運営が上手くいったようで続いています。
詳しくはこちらです。
東京大学歌劇団
1993年、オペラをやるための団体として結成されました。
日本ではオペラを見るのはかなり難しいです。頻度は少なく、チケットは高価です。演奏する機会はもっと少ないです。ということで、「大学生のサークルでオペラをやろう」という志の元、歌劇団が結成されました。
オケが主役ではなくオペラが主役ですが、他では得られない経験を得ることができるでしょう。
詳しくはこちらです。
早稲田大学
早稲田は「ワセオケ」と「ワセフィル」です。
東大は「東大オケ」がガチ、それ以外は緩い印象ですが、早稲田は両方ともガチです。若干、ワセフィルの方が緩いですけど、東大に比べるとガチだと思います。覚悟して入ってください。
早稲田大学交響楽団
1913年に創立された古いオーケストラで、早稲田生のみが入れます。通称「ワセオケ」です。
指揮者やソリストに著名なプロを配することもあり、国内外に多くのファンが存在します。
詳しくはこちらです。
早稲田大学フィルハーモニー管弦楽団
1979年に創立されたオーケストラです。早稲田生でなくても入団できますが、東大の東大オケ以外とは違い、週3回の練習があります。
通称「ワセフィル」で、「ワセオケ」と対になる存在として、早稲田の音楽を引っ張っている存在です。
詳しくはこちらです。
慶應義塾
慶應の場合、オケをやるならワグネルです。東大オケ、ワセオケと並べることができるガチなオケです。
ワグネル・ソサイアティ・オーケストラ
創立は1901年、プロ、アマを含めて日本で最初のオーケストラです。
サントリーホールで演奏会をやったり、国内演奏旅行や海外演奏旅行をしたりと、プロ顔負けの活動内容となっております。
慶応の塾生のみの団体です。
詳しくはこちらです。
まとめ
東大、早大、慶大のオーケストラを紹介しました。
コメント