ピッコロを吹くとき耳栓をしないと、吹いた後耳鳴が数時間続くようになりました。
耳栓をしないと音が聴こえなくなるかもしれない、と思い、耳栓をしてピッコロを吹くようになりました。
耳栓をするに至った経緯と、お薦め耳栓を述べます。
ピッコロを吹くと耳鳴がする
フル屋です。
若いころは感じたことがなかったんですが、ピッコロを一時間ほど吹いただけで耳鳴りがするようになりました。
「キーーン」という音がずっと鳴っていて耐え難いものになり、このまま吹き続けるとなんかヤバいかも、と思い、耳栓をつけることにしました。
ピッコロを吹くと耳にダメージを受ける
少し調べると分かりますが、「ピッコロ、フルート、リコーダーを吹くと耳にダメージを受ける」というのはそんなに珍しい症状ではありません。
フル屋の場合、一時間もピッコロのスケールを吹くと、耳鳴りがします。「キーーーン」という音がしばらく続いて気持ち悪いです。人の声も聴きとりづらくなるくらいです。
個人差があって全く大丈夫という人もいるでしょうし、ほんの少し吹いただけで耳にダメージを感じる人もいます。
また、体調(耳調?)が良い時と悪い時があって、数分で今日は吹いていられない!と言うところまで来るときもあります。
フルートでもダメージ
フルートで第3オクターブばかり吹くと同様に耳に多大なダメージを受けることもあります。
そのときも、無理せず耳栓をはめることにしました。
「おもぎん」のファーストをずっと練習していて、耳鳴りがずっと止まなくなるときもありました。
第3オクターブの指が動かないときは集中的に第3オクターブのフレーズばかりやると思います。要注意ですね。
フルートの第3オクターブはピッコロでは中音域ですので普通にたくさん吹く音域です。
ということで、フル屋としては、フルートを吹くときは時々、ピッコロを吹くときは必ず耳栓をつけるようにしています。
耳栓をすると音楽ができなくなるか?
耳栓をすると全体的な音量が小さくなるだけかと思います。
特定の音の音量だけを下げるというようなことは考えづらいです。むしろそういうデバイスを作るのは特殊な技術が必要なはずです。
ピッコロ、フルートの音は他の楽器に比べると小さいですが、テレビを最大音量にしたものより大きいですので、耳栓をして少々軽減しても十分聴こえます。音楽をできなくなることはありません。少なくとも私は。
多かれ少なかれ聴こえる音が減ることは確かですので、耳栓をすると音楽の幅が小さくなる可能性はあります。その可能性は排除できないのは確かです。
しかし、耳を傷めて音楽そのものができるなくなるよりはいいのではないか、と思っています。
お薦めの耳栓
お洒落に音楽用(演奏用、ライブ用)耳栓というのがあります。お薦めです。
一人で練習するときは、ヘッドフォンを耳栓代わりにつけてもいいと思いますし、薬局や100円ショップで売っている安価なものでも十分機能を果たします。
ただし、合奏中に付けていると、指揮者や他の演奏者に怪訝な顔をされる(場合によっては怒られる)と思いますので、音楽用耳栓の方が目立たなくていいかもしれません。
耳栓をつけて良かったこと
耳栓をつけて練習するようになってよかったことは以下の3つです。
- 耳のダメージが減った
- ピッコロ高音域が上手になった
- フルート高音域が上手になった
耳のダメージが減った
耳のダメージを軽減するために耳栓をしていますので、耳のダメージが減ることはなくてはならない効果です。
安心して長時間吹いていられるようになりました。
合奏のとき、近くにサックス、金管、ドラムセットがいると耳が痛くなりませんか?
そういうときも重宝するようになりました。
ピッコロ高音域が上手になった
高音域が上手になりました。これは予想していた効果ではありませんでした。嬉しい誤算です。
耳栓をする前、高音Asより上の音は非常に出にくかったです。
楽器の特性かな、と諦めていたんですが、耳栓をするとAsより高い音も楽に出せるようになりました。
耳栓をしないとあまりに大きい音がでるため無意識に息の勢いを遠慮していたものと思われます。
遠慮なく吹いたらしっかり鳴るようになりました。
高音域の練習は耳へのダメージのせいで、少ししかできなかったというのもあるかもしれません。
フルート高音域が上手になった
フルートの高音域は元から出ていましたが、指が回るようになりました。
錯覚ではないと思います。高音域のアルペッジョとかでもすんなりできるようになりました。
ピッコロと同じように、大きい音によって息の勢いを殺して、指も回らなくなっていたようです。
ということで、耳栓をすると、技術的に上手になる可能性があります。試してみませんか?
まとめ
ピッコロ(フルート)を吹くと耳にダメージを受けることがあります。
無理せずに耳栓をした方がよいと思います。
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