人気のフルート曲「ハンガリー田園幻想曲」を紹介します。
ハンガリーのメロディーが東洋的で日本人好みの曲です。
難易度高めのため吹きこなせる人は少数です。
楽譜は名曲「31選」に収められています。
ドップラー
作曲者であるフランツ・ドップラーは1821年生まれのフルーティスト、作曲家です。
弟のカール・ドップラーもフルーティスト、作曲家です。
18才でブタペスト歌劇場の首席フルーティストに就任するほどの天才でした。
兄弟で自身の作曲したフルート曲を吹いて大人気だったようです。
フルート曲では二重奏(フルート2+ピアノ)の名曲が多数です。
おそらく下記のアンダンテ&ロンドが最も有名です。
他にも
- アメリカ小2重奏曲
- リゴレットファンタジー
- プラハの思い出
など舞台で映える曲が多数です。
以下はアメリカ二重奏です。
リゴレットファンタジーです
プラハの思い出です。
下記には、ドップラー以外にもアンサンブルを紹介しています。
>>> 【フルートアンサンブルの名曲】一気に紹介(2Fl, 2Fl+ピアノ, 3Fl, 4Fl)
ハンガリー田園幻想曲
ハンガリー田園幻想曲は、名曲31選の最後にあり、日本のフルート界では大人気です。
元はフルートと管弦楽のために書かれた曲ですが、現在ではピアノ伴奏で演奏されることが多いです。
名曲31選の最後に位置して、小品が多い31選の中で、とびぬけて長い曲で、とびぬけて難易度が高い曲です。
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ハンガリー的なメロディーは東洋的なメロディーに近いので、日本人の感性にぴったりはまる感じです。
「この曲を吹くためにフルートを始めた」
「最初に目標にしたのがこの曲を吹けること。何年もかかったけど」
など思い入れが強い人が多い曲としても知られています。
演奏動画やCDを聴くと、リズムがとても揺れているように感じるかもしれませんが、まずはメトロノームを使って、これ以上ないくらい正確に吹けるようになりましょう。リズムを揺らすのはそれからです。
最初から最後まで技巧的で難しいです。
まとめ
ハンガリー田園幻想曲の歴史と背景について説明しました。
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