フルートの練習で必要とされることを3つ。
私がオリジナルで考えたことではなく、多くのフルート吹きが言っています。この3つは誰も否定しないと思います。
- 小さく細切れにする
- ゆっくり
- 蓄積の練習時間
フルート練習の3つのヒント
フル屋です。
フルートを練習するときのヒントです。多くの方が言っていらっしゃいますし目新しさはありませんが、文章で書いてみます。
おそらくレッスンで言われることが多いことかと思います。分かっていても言われますが正しく理解しましょう。
以下を説明しようと思います。
- 小さく細切れにする
- ゆっくり
- 蓄積の練習時間
小さく細切れにする
細切れ練習はできないところをできるようにする練習です。特に指がもつれる、と思ったらやります。
出来ないところを何度もやりましょう。1小節だけ、1拍だけ、と小さくしてから練習します。
例えば、以下が「できない!」と思ったときを想定しています。(Telemann Fatasia1の冒頭(本当は4/4)です。)
何ができないと思うかは人それぞれですが、何を鍛えるかを意識しましょう。この音型であれば、まずは「指」、動きますか?低音Eのタンギングも気になります、綺麗にタンギングできますか?そしてCisの音程、難しいですね。
まずはゆっくり、半分の速度でやってみます。4回とか8回とかやってみてください。
この時点でできないと速くしてもできません。ゆっくりだとできないけど速くするとできる、というのは速くしてもできていません。誤魔化しているだけです。
ゆっくりやって自分を観察しましょう。できれば録音して聴いてみましょう。
ゆっくりができるようになってから速度を戻してみます。
半分くらいの速度から少しずつ速度を上げていくというのもやりますね。鉄壁のテクニックを手に入れることができますが、時間がかかります。
指が動かないときはリズムを替えてやってみます。
こういうのでいろいろ遊んでみると、最初は苦手だった音型とお友達になれます。
最初は力を入れないと動かなかった指が、だんだんとリラックスして悠々と動かせるようになります。
こういう感じで音型と友達になっていきましょう。
ゆっくり
「レッスンで言われるまでそこに問題があるとは思わなかった」
というのは良くあることです。自分はちゃんと吹いているつもりでもレッスンではとても沢山の指摘を受けて落ち込むことは何度もありました。
自分で問題点を見つけることはできるようになっていくと上達すると信じています。
曲全体またはフレーズだけでもいいんですが、ゆっくり吹きます。
半分くらいのゆっくりの速度で吹いてみましょう。
曲に取り組むときは、最初に吹くとき、ある程度指が動くようになったとき、完全に吹けると思ったとき、あらゆるときにゆっくり吹いてみます。
吹ける曲をゆっくり吹くと暇です。そこでいろいろな事を考えます。
暇すぎて粗さがしをしたり、
この和音は?このアーティキュレーションは?このダイナミックスは?と考えます。
その他、音楽に関係ないことも考えたりします(いや、ダメだろ)
このフレーズが吹けていない、と思ったらそこだけ取り出して何度もやります。
蓄積の練習時間
上記の、細切れの練習やゆっくりの練習、何回くらい何分くらいやりますか?
普通の人は10回とか1分とかしかやりません。
しかし、おそらく何百回、何千回もやるのが正しいです。
1フレーズを30分くらいかけて繰り返す、それを何日にもわたってやるとできるようになってきます。
何かを習得するにはコツコツと繰り返し量をこなす必要があります。
私はサラリーマンなので土日しか練習できません。したがって、圧倒的な量の練習は最初から無理です。
でも、それに近い形には持っていきたいと思います。
圧倒的な量が自信となり質も高めると思います。
このように徹底的な繰り返しをやる曲は、気に入った曲やレッスンでやる曲だけです。
学生の方は朝から晩まで練習できるのでいいですね。
まとめ
フルートの練習に関するヒント3つを説明しました。
- 小さく細切れにする
- ゆっくり
- 蓄積の練習時間
そのほか気になることは以下で。
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