「フルートを始めたいけど私はXXXXなんですよー」という方、大体間違っています。
フルートに向かない身体的な性質などはないと思います。
概ね、発言「フルートを始めたいけど私はXXXXなんですよー」のXXXXには、以下のような単語が入ります。しかし、そんなものは迷信です。
- 男性
- 楽譜が読めない
- 手が小さい、体が小さい
フルートに向かない?
フル屋です。
フルートをどう吹くかを知らない人に「XXXXはフルートに向かない」と言えばすぐに信じてしまいます。
音楽を知らずに吹奏楽部の顧問をやっていたり、先輩が後輩に教えたり、ということで広がるのかもしれません。
しかし、普通に健康な体を持っていれば、フルートに向かない身体的性質などありません。
XXXXはフルートに向いていないという言説をひとつひとつ潰していきます。
以下がフルートに向かないという主張を打破します。
- 男性
- 楽譜が読めない
- 手が小さい、体が小さい
男性
時々、「男でフルート?」と驚く人がいます。ジェンダーレスの時代、その発言自体をやめた方がよいです。
男子高出身の私としては「フルートは女性」というような考え自体思いつきもしませんが、フルートは女性だけのものですか?
どこからその考えがくるのか全く分かりません。
古い時代のヨーロッパの宮廷楽団、メンバーは全て男性でした。もちろんフルート吹きも男性でした。
21世紀になってもプロの音楽家の多くは男性です。もちろん、女性で素晴らしい音楽家は多くいらっしゃいますが、「フルートと言えば女性」と誤解するほどかというと疑問です。
アマチュアでフルートを吹くのは女性が多いのでしょうか?若干そのような気もしますが、男性で珍しいというほどの頻度ではありません。
また、私の知り合いには、男性、女性のフルート吹きが多数いますが、「男性だから」「女性だから」と言う人は皆無です。
ジェンダーレスが叫ばれる時代に趣味に性差を言う発言は非常に危険です。
男性だからフルートは変という考え方は捨てた方がよいと思いますよ。
楽譜が読めない
音楽を始める前、楽器や歌をこれまでやったことがなければ、楽譜を読めなくて当たり前です。すぐに読めるようになります。
確かにピアノなどの他の楽器をやっていて楽譜が読めるのであれば有利であることは間違いないです。
フルートを始めると最初は簡単な音を伸ばすだけの楽譜から始まり少しずつ楽譜が複雑になっていきます。フルートを吹くのと同時に楽譜を読む練習をしているような感じになります。
フルートの練習を進めていく過程でだんだんと読めるようになっていきます。安心してください。
手が小さい、体が小さい
中学校の吹奏楽部でフルートを始める人が多いので中学1年生以上の体格があれば問題ありません。
手が大きいと若干有利ではあります。しかし、キー自体が届くところにあるので全く問題ないと思います。
私は男性であり、女性より手が大きいと思いますのであまり気にしたことはありませんが、人によっては右手の薬指や小指が不自由ということはあるようです。
しかし、身長が150cmくらいの小柄な方でも、ばりばりと吹いている方は多数知っていますので、身長150cmくらいあれば、体格差はどうでもいいのではないかと思います。
どうしても普通のフルートで指が届かない体格の方は、U字管というのもありますのでそちらを使ってください。
まとめ
フルートに向かない身体的な形質などありません。
フルートを始めませんか?
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