フルート調整の必要性と頻度について

フルートを知る

フルートは吹いていれば少しずつずれてくるものです。タンポが水分を吸い、キーの中に金属の汚れがつきます。

楽器メーカ、楽器屋さんのサイトを見て比較してみました。

1年に1回はフルート調整に行った方がよいと思います。

フルート調整の必要性と頻度

誕生月の2月くらいに調整に持っていくことにしています。フル屋です。

フルート調整は、何の症状がなくても、1年に1回は行きましょう。

前記事では根拠なく1年に1~2回と言ってましたので、各サイトを比較してみました。

音が出ない時はすぐに調整に行きましょう

まず、音が出ない時などは、頻度とか考えずに調整に行ってください。

  • 音が出ない
  • キーが曲がった
  • 押さえて隙間がある
  • 落とした
  • へこんでる
  • タンポが毛羽立っている

なぜ調整に行かないんですか?と叫びたくなります。

お願いです。調整に行ってください。

本記事では、上記のような自覚症状全くなしという状態でも調整に行くべきということを説明して、自覚症状なしでどのくらいの頻度で調整に行くべきかを議論します。

フルート調整の必要性

自覚症状がなくても調整に行くべき理由は以下です。

  • 変な癖がついている
  • タンポは水分を吸ってずれる
  • キーの中で金属が汚れる

変な癖がついている

どこかの指を無意識に強く押していたりすると、タンポやキーの状態が悪くなってきます。

そうすると強く押さないと音が出なくなり、悪い癖が固定化されます。

普通、少しづつ音が出にくくなるので自分自身では気づきにくいです。

したがって、「音が出ない」などの症状がなくても調整に行きましょう。

「癖がつきやすい初心者に近い人」でもなく「毎日吹いている人」でもない人はフルートがずれないだろう、と思うかもしれませんが、そうではないようです。

タンポが水分を吸ってずれる

フルートのタンポは非常に繊細です。

水分が最大の敵なんですが、管の中に水分がたまることは良くあることなので、タンポが劣化していくのは当たり前と言えます。

空気中の水分も吸うので、極端に言うとケースにずっと入れておいて全く吹かなくても変形する可能性があるようです。

フルートを吹く頻度が低くても、劣化の可能性がありますのでフルート調整は行った方がよいです。

キーの中の金属の摩擦

タンポ以外の部分も劣化します。キーの中の金属は、擦れて金属の粒が出て汚れのようになります。

定期的に分解して金属のよごれを綺麗にしてあげる必要があります。

結局、頻度はどのくらい? 各サイトの意見

定期的にフルートを調整に出すことによって、フルートという楽器を健康な状態に保つことができます。

どのくらいの頻度がいいかというと各楽器屋さんのサイトを調べてみました。

頻度高で3か月に1回、低で1年に1回、です。

少なくとも1年に1回は調整に出した方がよさそうです。

ムラマツ1年に1~2回
ミヤザワ・ほとんど毎日練習している方は3カ月に1回
・週に2~3回練習している方は半年ごと
・たまにしか吹かない方でも一年に1回
YAMAHA1年に2回
山野楽器1年に1~2回
グレイス楽器1年に1~2回
セントラル楽器1年に1~4回
植村楽器1年に1回
Atelier Sun1年に3回

まとめ

フルート調整は、何の症状がなくても1年に1回くらいは行きましょう。

その他のフルートのFAQは以下で。

>>> 【フルートを知ろう】フルートに関するFAQ

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