フレンチコンポーザの中でも大人気のシャミナードのコンチェルティーノに関して、作曲家の紹介、曲の紹介の記事です。
シャミナードのコンチェルティーノは、フルートを始めて少しするとどうしても吹いてみたい曲の上位になる曲です。
東洋的なゆったりとしたメロディーから程よい速さのスケール、とても格好いいです。
シャミナード
フランスの女性作曲家シャミナード(1857-1944)は、経済的に自立した最初の女性作曲家と呼ばれています。
Wikipediaのシャミナードによると、正式に音楽院の教育は受けず個人教授でピアノや作曲を習ったようです。
女性蔑視の時代にも関わらず、18才で演奏会を開いているということで、才気あふれる作曲家だったことが分かります。
フランス国内だけなく、イギリス、アメリカで人気でした。
生前の人気に関わらず、死後はいったん忘れられていましたが、フレンチコンポーザの出版によって、フルートでたびたび演奏されるようになり、再評価されています。
コンチェルティーノ
コンチェルティーノ(協奏曲風)は、楽章がひとつだけの協奏曲です。
パリ音楽院1902年の卒業試験曲として作曲されました。
パリ音楽院の卒業試験曲を集めた曲集である「フレンチコンポーザ」に、ピアノ編曲版が収められています。
>>> パリ音楽院フルートコンクールの曲からフレンチコンポーザ
ほどよい難易度、ほどよい演奏時間であり、ゆっったりと歌う部分、速いパッセージを吹いて技術的高度さを示す部分、カデンツァで表現力を示す部分が散りばめられています。まさに、試験用にぴったりです。そのため、現代のコンクールにおいても、演奏される機会が多い曲です。
曲としても素晴らしく、最も好きな曲とあげるフルート吹きも多いです。
まとめ
シャミナード作曲コンチェルティーノについて説明しました。
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