チューナーは初心者には必要ありませんが、ある程度上達するとほぼ必須のツールです。
チューナーで音を合わせる練習のやり方を、
針式チューナーと音が出るチューナーとでそれぞれ紹介します。
初心者にチューナーは不要です
フル屋です。
初心者にチューナーは不要です。理由は以下です。
- 音が出ない
- 安定した音が出ない
買った人はいったん収納ください。
ある程度上達してから必要になりますので捨てるは待ってください。
音が出ない
初心者はまず音が出ないです。
すべての音が出るようにしましょう。
安定した音が出ない
フルートという楽器は、口の形をほんの少し変えるだけで音程が変わります。
安定した音が出せるようにしましょう。
ということで、すべての音が出て、
少なくとも中音域の音を安定して出せるようになるまでチューナーは不要です。
針式チューナーと音が出るチューナー
チューナーは音程を合わせる機械のことを指します。
フルート奏者の目に触れるチューナーは2種類あります。
- 針式チューナー
- 音が出るチューナー
針も振れるし音も出るチューナーもあります。
針式チューナー
1975年日本のメーカー「京王技研工業(現在のKORG)」が世界で初めて発売しました。
チューナーについて今回調べてみて初めて知りました。
日本の発明力、技術力、改めてすごいですね。
音を出すとチューナーの針が振れて音程が合っていれば真ん中になります。
チューニングメーターとも言うようです。
音が出るチューナー
音が出るチューナーです。
数十年前は中音Aしか出ないチューナーがありましたが、
現在のチューナーは、フルートの音域の音は全て出ます。
チューナーから出る音とフルートの音の音程を耳で合わせます。
いわゆるチューナーはどっち?
フル屋は、音が出るチューナーをチューナーと呼んで、
針式チューナーは針式と呼びます。
そういうコミュニティで育ちました。
針式チューナーは1975年に初めて発売、浸透するにはある程度時間を要したはずですので
音が出る方をチューナーと呼ぶ方は多いと思います。
世代が新しい人は、針式の方をチューナーと呼ぶかもしれません。
そういう人たちが音が出るチューナーを何と呼ぶか知りません。
知っている方はコメントで教えてください。
針式チューナーへの批判
針式チューナーに対していくつか批判というか偏見があります。
- 反応が悪い
- 倍音が豊かな音は針が振れない
- 合奏中合わせられない
ひとつずつ見ていきます
反応が悪い
フル屋が中学生だった二十年前の針式チューナーは非常に反応が悪かったです。
※フル屋が単に下手だったという可能性は大いにありますが
しかし、現在の針式チューナーの性能は素晴らしい、かなり小さい音にも反応します。
日本の技術革新万歳!ということろですね。
倍音が豊かな音は針が振れない
針式チューナーにとって倍音を豊かな音は、どの音を主音か迷ってしまい針が振れずらいです。
これは物理学の事実です。
しかし、現在のチューナーは大丈夫です。
よっぽど変な音を出さない限りは反応します。
やはり、技術革新万歳!です。
合奏中合わせられない
管楽器は管が温まると音程は徐々に上がります。
吹奏楽の演奏中、周りの楽器の音程が段々上がったとき、
針式チューナーの音程のままでいるべきですか?
それとも合わせて上げるべきでしょうか?
時折、合奏中も針式チューナーと楽器を繋いでいる人がいます。
何に音を合わせているのでしょうか。
針式チューナーではなく周りの音程に合わせましょう。
針式チューナーで練習方法
針式チューナーはロングトーンで活躍します。
全部の音を伸ばして針が合うのが理想です。
この音は高く出やすい、この音は低く出やすいと確認していきます。
また、伸ばしている音の途中で音程が変わらないように安定した音が出るようにしましょう。
音が出るチューナーで練習方法
音が出るチューナーでの練習は耳を鍛える練習です。
チューナーが出す音にフルートの音を合わせてください。
最初のうちは合っているか分からないですね。
極端に外に回したり、内に回したりして高いか低いかを確かめましょう。
また、完全5度や完全4度などずらした音で合わせる練習も効果的です。
分からない方はレッスンでどうやって合わせるか訊いてください。
音が出るチューナーでチューニングすると耳で音を合わせられるようになります。
おまけ
メトロノーム、チューナーは複合機器が売っていますので
メトローム、チューナーおすすめ6選というページを別に作成しました。こちらもどうぞ。
まとめ
チューナーは初心者には必要ありませんが、ある程度上達するとほぼ必須のツールです。
針式チューナーで各音の高低の癖を確かめましょう。
音が出るチューナーで耳を鍛えましょう。
付属品(アクセサリー)一覧も覗いていってください。
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