【ワインバーグの本】やる気になる本、文章を読む本

やる気が出る本

ワインバーグの本を紹介します。全くフルートに関係ないです。

フル屋は時折ワインバーグの本をとって、自らを奮い立たせ、文章のヒントをつかんでいます。

ワインバーグの本

フル屋です。今回の記事はフルートとは関係ありません。

フル屋は本業はソフトウェアの開発です。ソフトウェア開発の本だと思って買った本が

とてもいい本だったので紹介します。

家にあるワインバーグの本を集めてみました。とてもたくさんありました。

ソフトウェアの本はいろいろありますが、

PMPのようにプロジェクトマネジメントでやるべきことを集めた本でもなく

ネットワークスペシャリストのような資格を取る本でもなく

ソフトウェアの知識を高めていくような本でもなく

7つの習慣のようなビジネスの啓蒙書でもなく

人を魅了する文体とユーモアに溢れている本です。

ほぼすべての話がソフトウェアとは関係ない話で満ちています。

今回は「スーパーエンジニアへの道」を紹介します。

スーパーエンジニアへの道

全くエンジニアの話ではなく、リーダーシップの話がされています。

プログラマとして生きていきたいと思って会社に入ったのに

最初のうちは、仕様書を書いてプログラムを書いていればよかったのに、

いつの間にか他の人に指示を出して、そのうちグループのリーダーになります。

生まれついてのリーダなど存在せず、リーダーになるための心構え、訓練、思考

が必要と思いますが、それが何なのか分からない。

PMPの資格をとってもリーダーシップは身に付くことはありません。

リーダーシップの定義は?

リーダーは人に指示をする人ではありません。

部下をパワハラに近い形で𠮟責し強制的に働かせる人間はリーダーシップとは言いません。

リーダーは上司である必要はないのです。

リーダーシップは、人々が力を付与されるような環境を作り出すプロセス、です。

というような感じの文章で満ちている本です。

いまは数行で書きましたが10ページくらいに渡ってリーダーシップをどう定義すべきかを

ユーモアを交えながら定義してくれます。

議論していること自体はすぐに忘れてもユーモアの方を覚えていることが多々あります。気を付けないと。

やる気と文章の源泉

ワインバーグの本はやる気の源泉です。

「仕事をする上でこういうことがあるよね」

「そうそうこういう感じの失敗をしたことがある」

「こういう感じの考え方は新鮮だ」

というように驚きに満ちています。

また、言い回しやユーモアはとても参考になります。

ブログを書く上ではあまりやってはいけないかもしれませんが、

ほぼ関係なさそうなものを繋ぎ合わせたりします。

リーダーシップはセックスと似ている」なんて文章が最初に書いてありますからね。

その後に

多くの人がそれについて語るのをためらうが、にもかかわらずそれは、つねに強烈な興味と感情を引き出す

と続きます。よくこんなの思いつくなぁ、と正直に思います。

と同時に、「リーダーシップ」のところは他のものに変えても割と文章として成立することが分かります。

何に変えてブログで使おうかなぁぁ、と勝手に考えて遊んでいます。

スーパーエンジニアへの道の内容

「スーパーエンジニアへの道」の内容についても書いておきます。

  1. リーダーシップの定義
  2. 技術革新を阻むもの、どう克服するか
  3. 人を動機づける
  4. 組織すること
  5. リーダーになるために変容する

(言葉はフル屋が考えました)

こう見ると、とても普通の本に見えます。そして、読了後は(読んでいる途中であっても)

今日から頑張ろうという気持ちになります。

ワインバーグの本の欠点

ワインバーグの本の欠点は、

  • 図で説明していない
  • まどろっこしい
  • ユーモアの方が本論に見える

のような感じです。

現代日本の何かを説明する本は、図や絵に満ちていて、分かりやすく作られています。

それに比べると、ワインバーグの本は文章だらけです。

でも、文章がウリですので、文章を堪能してください。

また、まどろっこしいです。

最初にユーモアあふれる例示から入って、警句のようなのを立てて、xxxxでしょ?

と来るんですが、時々、何度か読み返さないと、何を主張したいかが分からなくなるときがあります。

そして、ユーモアの方が本論に見えてきます。

何か主張したいことがあって、それに対してユーモアを交えているのは明らかですが、

ユーモアが力強くて、ユーモアの方こそ本論に見えてきます。

本論はどうでもよくてユーモアを勉強しよう、という読み方も可能ですが。

まとめ

ワインバーグの本はソフトウェアを仕事にしていない人にもお薦めできます。

そのユーモアの虜になると抜けられないかもしれません。

やる気になる本については以下でまとめています。

>>> 【やる気を出す本】ほぼほぼフルートと関係ないです

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